書と句とシナモンココア
2013年 01月 06日
現代書道とシナモンココア。
それから、現代アートのとある展覧会のパンフレットと、ある俳人の宣伝を少し。
書が芸術になるのは、漢字文化だからでしょうか。
漢字圏外で文字が芸術になっているのって、そういえば見たことがない。。。気がする。
一時期歌壇では写真短歌が流行していましたが、20代後半の時にある人から言われた言葉をふと思い出しました。
「写真短歌は多いけど、日本画と短歌を組み合わせたらどうなの?」と。
何故写真なのか。何故写真がヒットしたのか。それって瞬時を切り取るから、その時の「想い」と「画」のリアルが重なれるのは、やっぱり写真なんですよ。絵じゃ、言葉と画のスピードが違いすぎる。思って描き始めて仕上がる頃に、言葉は過去のものになってしまっていて、読み手には分からないけど、詠い手にの心からは離れてしまうから、「写真」だったんだと思う。
以下、珍しく個人の宣伝です。
すずき巴里「パリ祭」
俳人の従兄弟伯母の句集新作が角川から出ています。
祖父も俳人でしたが、祖父方の血はどうも俳人は居れど、歌人はなかなか出ない模様です。
私が何度出せど佳作や入選止まりだった角川短歌。こちらは角俳大賞受賞句も収録だそうで。・・年の功というか、やはり、圧倒的な人生経験の違いでしょうか。
お気が向かれましたら、俳句にご興味お有りでしたら、ぜひ。(完全な身内宣伝ですみません;)
完全書き下ろしではありませんが、恐らく俳壇等に寄稿したものも読めるのではないかと思われます。
口語が多いので、読みやすいと思います。
句は字数の制限と季語の関係で創作が難しい文学ですが、歌のような芳しさと情緒的な作風と思います。
俳壇に疎い私は存じ上げませんでしたが、帯は著名な俳人さんが寄稿くださっているようです。
by junkers-by-yun
| 2013-01-06 11:56
| roots