絶望スパゲッティー
2010年 03月 03日
切ない。
なにが、ということではないけど。
いや、理由はあるのかもしれないけれど。あえて触れず。
見ず知らずの人の文章を幾つか読んで、ふと考えた。
誰かの信念や拘りや主観を否定するつもりはないけど、例えば両極の考えの誰かと誰かが交わった時というのは、両者が両者を誤りだと密かに思い続けるのだろうか・・とか。
そんなことを考えながら、洗濯物を静かにたたんでいる深夜。
じゃぁ、私はなんでこんなに此処に執着しているのかと、ふと自分に置き換えて考えたり。
写真を見て、すっと単語やリリックが自然に浮かぶのは、私の世代の歌詠みなら自然なことかもしれない。
少なからず、歌を詠んできた道中に「写真短歌」というカテゴリーを通過してきた世代だと思うから。
最近、短歌とは全く違う側面から、どういうわけか仕事のなりゆきで、商用媒体のデザインとコピーを学んでいます。
どういうわけか、というのは、在るべきものが無いことに当然の風潮があったり、物理的に人が全然足りないとか、色々な諸事情が重なって。。
私は古典絵画を専攻していたので、デザイン関連はほんの基本的な触りしかやっておらず、プロフェッショナルな人から見れば、私の技量はほぼド素人。でも、一応アートを齧ったはしくれなので、それなりには仕上げたいと、日々、製作に格闘中です。
改めて、糸井重里という人の偉大さに感服。
関係ないけれど、今日久しぶりに「絶望スパゲティー」という単語と再会しました。
再会した瞬間、久しぶりに、歌が詠みたくなりました。
コピーのヒントとかではなく、全くそんなことに触れもせずに、真っ先に「歌」を詠みたくなった自分に感謝。
私の中で、しばらく歌は旅に出てしまっていたので、数ヶ月ぶりにまた玄関のドアを「タダイマ」と叩いて、私の元に帰ってきてくれたみたいな気がして。だから、少し嬉しかった。
あぁ、そうそう。でもね、切なさっていう感情って、人が生きる上では、常に少しは、必要だと思うんだ。きっと、ゼロじゃいけないんだと思う。
感受性って、人間だけが持てた才能だと思う。
例えば小さい頃から学習塾に行くよりは、幼少には情操教育を重要視するほうが、本当はずっとずっと大事なような気がする。。
by junkers-by-yun
| 2010-03-03 01:16