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by junkers-by-yun
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八月終わりの日と、それぞれの未来について




八月終わりの日と、それぞれの未来について_c0205258_1125540.jpg



この店は、絶対いいエロ短歌が詠めそうだ・・・と行く度に確信が増す、中目黒の隠れ家。

ランチでは使われていない一つしかない狭い完全個室は、夜の密会用として取っておこうと密かに思える。
でも、中目黒で夜にプライベートで飲もうとは思えないし。
つい、プライベート密室は、神楽坂か新宿か、桜ヶ丘を使ってしまうし。
宇和島の鯛めしを食べれる密室が、神楽坂にもあったらいいのに・・・と、いつも思ってしまいます。

仕方ないので、いつもランチで我慢。
それに、こういう場所で夜に密会をするなら、本当のプライベートで使いたいし。

双方、平日のたまのご褒美・・・という認識で、いつも狙ってそこに。
でも、品切れ完売の時が多くて、なかなかこの絶品に辿り着けないこともあって、いつしか「鯛めし行きます」「何時ですか?」「13時ごろ。大丈夫?」「了解。着いたら電話して」で、簡潔に締め括られる合流のアポ。・・・なんだこれorz;


宇和島の鯛めしは、東の人間が連想する、土鍋で丸々一匹の鯛を炊き込んだ所謂「鯛めし」ではなく、鯛の刺身をその場でやや甘めの出汁醤油と生卵に漬け込んで5分放置し、その漬け液ごとお刺身の鯛を温かい白米に流しかけて、お匙で食べるスタイル。
炊き込みの鯛めしより、私は宇和島の鯛めしの方が圧倒的に好きです。

そもそも、もともとTKG(・・・表現古いなorz)フリークだから、炊き込みの鯛めしより、生卵+出汁醤油+白米、=万歳。なわけです。

TKGといえば、仕事先のスケジューラーに、「TKG送別会」と入れられていて、「え?卵かけごはん送別会??」と、一瞬、ほんの一瞬、素で思ってしまった私。。。
どんだけ卵かけごはんに反応してるのでしょう(笑)orz;
ユッケやレバ刺じゃないけど、もし生卵や卵かけご飯と送別しなきゃならないことが起こったら・・・。
そんなのやだっ(:;)
考えただけでゾッとします。きっと、立ち直れない。


宇和島の鯛めしを食べながら、7つも若い青年は「学校で学んで来れなかったことが仕事における僕の最大のコンプレックスだ」と語るのだけど、学校で学んだって好きなことを仕事にできなかった私から言わせれば、そういう人間の方が圧倒的に多いこの世の中で、独学で自力で道を切り拓いてきたことは、大尊敬に値する。
それから、揺れる20代後半の恋愛相談を切々と聞いて、鯛めし、完食。
「転職が成功して新しい彼女ができたら、おめでとうって、一杯ご馳走して欲しい」と言った青年の未来に、めいっぱいの幸せが来ればいいと心の底から思った、中目黒の八月尽。

午後、銀座の4丁目の交差点で待ち合わせた女の子から、「私、これからも会いたい」と言ってもらえたことの幸せとか。
「でもね、一回帰国して、私アメリカに住むかもしれないから、だからもう、日本で会えなくなるかもしれないんだけど、でも、メール欲しいんだ。だから、ゆんがもし海外に一人旅ができるようになったら、『一人旅できたよ!』って、私にメール欲しい。もし100%の海外一人旅が不安なら、アメリカに、私に会いに来ればいいよ。それなら、不安がらずにゆんも一人で日本を出れるでしょ?」と言ってくれた、コリアンの素敵な女の子の未来を想って、スタバのフラペチーノが溶けてゆく、銀座八月尽。

そろそろ本当に、私の手の届くところから居なくなる日が近づいてきた卵かけご飯の素晴らしい未来を願って、明らかに我侭で駄々甘えな依頼すらも、つい甘くなり引き受けてしまっている、溜池山王、八月尽。

みんな、ちゃんと生きていて、ちゃんとやりたい事を追っていて、大人になっても、純粋に夢があって。それだけで、私は彼らを心の底から尊敬しています。

切々と暮れ往く、八月。



そういえば。
ロックにヒヤシンスって、マストなの?

戸棚の奥に忘れてたヒヤシンスがきらきら芽を生やすように・・・とか。
部屋に残された青いヒヤシンスが その芽を伸ばすように・・・とか。

明らかに先発の前者に後者が影響されたとしか思えない激似ワンフレーズ。。

でも、どっちの曲も、どっちの声も、好きです。
by junkers-by-yun | 2012-08-31 11:59 | 日常