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by junkers-by-yun
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ドライフラワーとイタリア奇想曲




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花瓶に生けていたバラが枯れてしまう前に、久しぶりにドライフラワーにしようと、壁につるしました。これだけは、どうしても取っておきたいというか。大事な花です。

10代の頃はマリリンよりヘップバーンが好きで、ヘップバーンの写真ばかり集めていたけれど、壁に貼ったマリリンだけは、セクシャルの象徴とはかけ離れていて、どこか可愛いと思うのです。それから、ミラノで買ったスカラ座のマリア・カラス。その隣で、久しぶりにドライフラワーを作ろうと思いました。


20年くらいずっと、イタリア奇想曲が大好きです。
そういえば、フィレンツェ行きたいと最初に思ったのもちょうど20年前で、ただウフィッツィ美術館に行きたかっただけなのですが。

死ぬまでに、ルーブルとメトロポリタンとエルミタージュに行ければ、ただただ本望です。
別にアカデミックな旅がしたいわけではないのですが。ほぼフリータイムの安いパックツアーだっていいし、行き帰りの航空券と宿だけ押さえてある格安のチケットだってなんだっていいのです。(さすがにエルミタージュはロシアなので終日添乗員付きのツアーじゃないと行ける自信はありませんが)
きっと美術館以外は、ただただ街を歩いたり、運河沿いでサンドイッチかじったり、芝生に寝転がって地図みたり本読んだり、露天商と話したり、ただそんなのでいいのです。
観光地をタイムスケジュールにめいっぱい詰める旅よりも、一日一箇所行きたい所を目指して、あとはその街の普通の空気を吸っていれればいいし、その隣にもし自分の大事な人がいてくれたら、それだけでいいし、一日中芝生に寝転がっているだけだっていいとさえ思える。


帰宅して、無心でイタリア奇想曲を大音量にして、この曲は絶対にカラヤン×ベルリンフィルに限ると改めて思ったり。
CDを出すの面倒くさくて、PCでフィラデルフィアの管弦楽団の知らない指揮者のイタリア奇想曲聴いて、やっぱりなんか違う・・・と思って、スープ火にかけながら、仕方ないので、もそもそCD引っ張り出しました。
カラヤン×ベルリンフィルの方が断然カッコいいし、圧倒的に旋律が綺麗だと思う。個人的嗜好ですが。
クラシックは指揮者が変わると、まるで別の曲になるね。本当に、違う曲の楽譜使ってるんじゃないの?と思えるくらい。

初めて聴く人には、絶対に最初に、カラヤンがタクト振ってるベルリンフィルのを聴いて欲しいと、いつも思うです。
それから、ブラームスでタクト振るベルリン時代のカラヤンの動画を見つけて、ずっとイヤホンつけて大音量で聴いて、なんでこの人が振ると重厚で荘厳になるんだろうと思って。



人の気持ちというものの繊細さとか、脆さとか。人間の思いの強さとか、逞しさとか、愚かさとか、そういう答えもないような事をただただ考えながら、キッチンで冷蔵庫と冷凍庫の中のストック食材を鍋に放り込んで、和風出汁とカレールー入れて、黙々とスープを作る。
いつか、みんな幸せになれればいいのにね。大好きな人に、ただ会いたいです。


木のトレイ引っ張り出してきて、今日のひとりご飯。
きのこと鶏肉のカレーうどん。

ささがきの状態にして冷凍保存していたごぼうと葱と油揚げも入れて、お出汁とお醤油とカレールーの余りを入れて、豆乳があったら千吉みたいにクリーミーに出来て美味しいのに・・・と思いつつ、豆乳はなかったので、普通の和風カレーうどん。

半熟のゆで卵、成功。

ドライフラワーとイタリア奇想曲_c0205258_114252.jpg
by junkers-by-yun | 2012-10-10 01:47 | 日常